しつけについて まずはここから編

■ワンちゃんも人間のしつけと同じ!?

 

ワンちゃんが私達人間と共同生活をしていくためにはどうしても守らなければならない最低限のルールが必要です。それは人間の子供達へのしつけとよく似ています。約束を守る、食事をきちんと食べる、人に迷惑をかけないといったことは、ワンちゃんが自ら進んで学ぼうといったことではありません。まず教える事柄がどのようなことなのかを、実際の場面で体験させながら教える事が大切です。

 

しつけを始める時期としては、生後60日くらいが最適とされています。しかし知能も発達も十分でないので子犬の日常生活の周辺からしてよいこと、悪いことの区別をはっきりさせるなど、初歩的なしつけを行なってください。

 

生後90日を過ぎてから、本格的なしつけを始めてください。引き運動などで外に出る機会を作り、他に危険を及ぼさない、迷惑をかけないという社会生活上のルールを教えていくことになります。かわいいからといってしつけがいい加減だと悪い癖が身につき、そして後から直すのはとても困難です。なるべく早いうちに反復してしつけを行なってください。

 

また厳しすぎるしつけもいけません。不必要な体罰を与えて服従させたり、叱りつけてばかりいたりすると、ワンちゃんは飼い主に対して不信感を抱き、命令など聞かなくなります。

 

いずれにしろ、しつけは飼い主とワンちゃんとの間に信頼関係がないと成立しません。普段からワンちゃんとのスキンシップを深めていくことが必要です。厳しい命令でも、ワンちゃんは飼い主の愛情を信じているからこそ従うのです。愛情と厳しさがしつけの両輪といえるでしょう!

 

■ワンちゃんはしっぽで話をする!?

 

ワンちゃんの感情がもっとも顕著に現れるのは、しっぽと言っていいでしょう!これは、他のどんな動物とも違う、犬の感情表現のひとつです。しっぽの動きだけでそのワンちゃんが何を考えているかわかれば、あなたもりっぱな「ワン語」の理解者といってもいいでしょう!

 

 @最大級にうれしい時
 
飼い主に見せる態度です。しっぽをちぎれるほど振って腰を落とし、体をくねらせてすり寄せ
  てきます。耳も後ろにしぼるように伏せています。これは服従の意思を表します。

 

 A少しうれしい時
  警戒の態度から相手を確認した後、しっぽを左右にゆっくり振ります。これは相手に対して敵
  意を持っていないという、親愛の表現といえます。

 

 B警戒している時
  耳をピンと立てて、しっぽは立てるか水平にします。首筋の毛を逆立て、短く吠えたり低くうな
  ったりします。体中に緊張感がみなぎっているのがよくわかります。 
  この警戒の態度は番犬が侵入者などの第三者に対して見せるのが一般的です。しかし成犬
  になって新しい飼い主などになったりすると慣れるまではこの態度を見せることがあります。

 

 C怒っている時
  しっぽを上にあげて、歯をむき出し、鼻にしわを寄せて耳を伏せ、低くうなり、毛は逆立ちます。
  この時、いつでも攻撃できるように、姿勢を低くして構えます。 

 

 D悲しい時や不安な時
  この時は主に鳴き声で表現します。子犬のときは夜鳴き、成犬になった時は遠吠えなど、悲
  しそうな声で鳴くのですぐにわかると思います。 

 

 E怖いとき
  飼い主に叱られた時や自分よりも強い相手に会った時など、しっぽを後ろ足の間に挟んで、
  部屋の隅や犬舎の中で体を小さくしています。

 

 F服従を示す時
  あお向けになって最弱点の自分のお腹を見せます。飼い主にも見せますが、ケンカでこれ以
  上攻撃を受けたくない時、相手に対しても見せます。

 

 G遊んで欲しい時
  後ろ足で立ち、しっぽを一生懸命ふります。この時の表情を見ればすぐにわかると思います。

 

ワンちゃんは人間の言葉を完全に理解することは出来ません。しかし、人間の感情を読み取ることは人間以上に得意なことです。しっぽ以外にも、ワンちゃんは色々な表情で飼い主に語りかけています。ワンちゃんの感情をしっかりと受け止めてやることがワンちゃんとのコミュニケーションの第一歩です。ワンちゃんに語りかける時に、心をこめて話しかければ、その言葉の調子と体全体の雰囲気によって、ワンちゃんはあなたの気持ちを理解することが出来るのです。

 

※ここに記載してあるものはあくまでも参考資料です。 わからないことは獣医さん等にご相談ください。